ごめんなさい。
お父さん、天国で楽しく過ごしてる?
お父さんはいつも私の味方だったね。私の話を笑顔で嬉しそうに聞いてくれて、石に絵を描いただけの簡単なプレゼントに大喜びして、ずっと大事にしてくれてたね。大切に育ててくれて、本当にありがとう。
それなのに、お父さんごめんなさい。
良性の肺ガンだと言っていたから、安心してしまってた。でも、いつも辛そうな咳をして、どんどん痩せていってたよね。私、なんで呑気にしてたんだろ。
なんで、お父さんは死なないって思ってたんだろ。
あの日、お父さんが家で倒れた日、私は何も出来なかった。電話越しに救急隊の人が指示してくれてる事をきちんと出来なかった。救命処置が出来てたら、今も生きていたの?
その事をずっとずっと悔やんでいます。
今お父さんが生きていたら、お母さんももっと幸せに暮らしてたのかな。孫の事すごく可愛がってくれただろうね。
私も、お父さんにしてあげたい事がたくさんある。
お父さんごめんなさい。
いつか、私がおばあちゃんになってお父さんの元へ行ったら、親孝行させてね。それまでは、今私の周りにいる家族を幸せに出来る様に頑張る。見守っててね。
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