父さんへ
父さんが亡くなってから、丸3年が経ちました。
今でも悔やみきれないことがあるんだ。父さんの余命を言えなかったこと。
がむしゃらに、ひたむきに、進む姿は目に浮かぶ。
きっと、それぞれに伝えたい思いがあった、やりきりたいことがあった。
そのはずなのに、父さん以外の家族で、生きて欲しいと願うことを優先して、言わないという選択をした。
これは、よかったのだろうか。。
今思うと、他のみんなで、もう一回話し合って伝えてもよかったんじゃないかなんて思ってしまう。
父さんが生きた年齢まで、
私が生きるには道はとても果てしないよ。そこまでまっすぐ生きられるか自信がない。
乗り越えられるかなぁ。。ただ見守っていてほしい。そして、なかなか自分を認められない私を助けてくれる、寄り添ってくれる人に出会えるかなぁ。
あんまり言わないけど、似たような年齢の夫婦を街で見かけると、ああいう風に年を重ねたのかなぁとか。姿を想像してしまう。
父さん、もっともっとそばにいたかった。飲み込んだ言葉がいっぱいあって、息が苦しい、気持ちが辛いや。
本当にしんどくなったら、止まってしまってもいいかな。弱い娘でごめんなさい。
会いたい。
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