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大切な愛犬を看取れませんでした

我が子の様に育てていた5歳の愛犬が亡くなりました。
8月に悪性腫瘍が出来、手術で摘出したものの血液に癌細胞がのっており転移の可能性もありました。
でも私は元気になった愛犬を見て病気は完治したと安心しきっていました。
12月に入りある日から呼吸が早い愛犬を病院に連れて行くと、肺に転移していました。
先生からは緩和治療をすすめられお薬と家では酸素ハウスをレンタルすることになりました。
家では呼吸は浅いけど大好きなおもちゃで遊んでました。
家には見守りカメラもつけ、一安心、頑張ろう。という気持ちでした。この時も私はまだまだ長生きすると思っていました。
とても甘えん坊な子で家の中では常にひっつき虫、一緒に寝ていました。
酸素ハウスが到着した日の夜、愛犬の苦しそうな呼吸で目覚め急いでリビングに連れて行き酸素ハウスに入れましたが出して出してと言うので、結局酸素ハウスの横で一緒に眠りました。
次の日の朝、私は仕事で日帰り出張がありバタバタしてろくに挨拶もせず家を出ました。
移動中は見守りカメラで見ていると明らかにゼーゼーしており心配でたまりませんでした。
お昼にはコタツの中にいて姿が見えませんでしたが、夕方見るといつもいたお気に入りのクッションの上にいましたが、ゼーゼーしていませんでした。
不安な気持ちもありましたがまさか、まさかと思い帰宅すると既に息を引き取っていました。
とても苦しそうな顔をしていました。どうして仕事に行った?何を根拠に大丈夫だと過信した?何故もっと早く病院にいかなかった?どうして粗相してもいいから一日中酸素ハウスに入れなかった?朝沢山抱きしめてあげればよかったと後悔の気持ちで泣いてばかりです。
きっと私の帰りをずっと待っていたと思います。
1人で逝かせてしまいました。
心にぽっかり穴が空いて気を抜くと声を出して泣いてしまいます。
もう一度あの子に会いたくてたまりません。
寂しい、苦しい思いをさせてごめんねの気持ちしかありません。
愛犬が死んだのは私のせいです。

お坊さんからの回答  3

想いはとどいています

初めまして、こんにちは。
あなたの愛犬に対する想いとても伝わります。純粋な祈りは・・時空を超え、宗派なども関係なく届くと信じています。
生きとしいけるもの全てが通る道です。この世に生まれる事は奇跡に近い事です。この世で出会う全ては偶然でもありません。愛犬と出会い、たくさんの心のアルバムが刻まれ、さまざまな事を学び合った事と思います。
あなたの純粋な祈りは、必ず愛犬に届いています。
人や動物は亡くなったら終わりではなく、生前愛していた人の中に入って生き続ける・・と思っています。亡き妻も私の中で共に歩んでくれている!そう思って色々な出来事に負けずに過ごしています。
辛い時はいっぱい泣いてください。そして、笑顔になってください。愛犬もあなたの流す涙より、笑顔を見ていたいはずです。
元気に笑顔で過ごす事。それがご供養にもなります。
辛かったり、苦しくなった時、いつでもここに来てください。
心を込め、愛犬に・・南無大師遍照金剛
あなたらしく、希望ある人生を仕合せに歩めますように。
合唱