もう二年になるんだね

母さんが入院してコロナで会えなくなって、危篤になったって病院から連絡うけた日から今日でまる二年。
今でもあの日の事が忘れられないよ。
末期癌で倒れて意思疏通が難しくなって3ヶ月、寝たきりになってから3ヶ月。
とうとう母さんの身体も限界なんだって思った。
でも、危篤ってきいても母さんが本当に死ぬって事が信じられなかった。
病院から泊まり込みの許可がでて、母さんが死にむかっていってる事はわかってても、一緒に居られることが嬉しかった。

二年前の4月30日。
この日から母さんの心臓が止まるまでの21日間。
一緒にいれて嬉しかったんだよ。
寝たきりでも意識がなくても、母さんが生きて側にいてくれる事がとても嬉しかった。

死にむかっていく悲しい空間の中でも、私は母さんの側にいれて幸せだった。
できることならこのままずっとって思ってたよ。

私はあの頃から全く前に進めてなくて、状況は悪化の一途をたどってる。
将来孤独死は確定だけど、私がそっちに行くときは迎えにきてくれるよね。
不甲斐ない、情けないって叱られるのは今から覚悟しとくよ。

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