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愛犬の死から次の子を迎える

熱中症で愛犬を亡くしました。
私の不注意と慣れた頃の油断で起きたことでした。
亡くなってから毎日お線香と餌、おやつを供えて手を合わせ、話かけています。先日初七日を迎えました。ベルのことを考えたり生きていたときに撮った動画を見返していると、自分以外に誰もいないはずなのに、物音が聞こえます。 ベルが近くにいるのでしょうか?
まだ亡くなって間もないですが、今まで家族の一員だったベルがいないと、やはり寂しくその存在は大きかったと日々感じます。
たまたまペットショップの前を通り過ぎたときに、ベルと同じ毛色の子犬がいました。思わず近寄り、抱っこしてしまったのです。懐かしさと、またペットを飼いたいと思ってしまいました。
亡くなったベルはどう思うでしょうか。
私の不注意でベルは亡くなりました。もっと気をつけていれば、ベルは亡くならずに済んだのに。また動物を飼う資格はありますか。

お坊さんからの回答  1

真に動物がお好きだから悩まれるのですね

ペットが亡くなったのでお参りに来てほしいとお願いされることがあります。室内犬が亡くなって、ご家族がみな泣いておられるというケースが多いです。家族なんですよね。
またお飼いになるのですかと尋ねますと、自分たちは高齢で今から飼いだすと最後まで面倒を見切れないだろうから、飼いたいけれども無責任なことはできないので我慢する等とおっしゃいます。真にペットが好きなんですね。愛しておられるんです。
さて、あなたの場合、愛してやまないベルちゃんを失って、それが自分の不注意によるとお考えになっているのだから、お辛いでしょう。でも、そんなにも愛されてベルちゃんは幸せだったのではないかと思います。
私たちの浄土真宗ではあまりいいませんが、仏教では最長で49日を経て次の世界に生まれ変わると考えます。ベルちゃんの境涯と次の生まれ変わりの間に中陰とか中有という最長で49日の猶予期間みたいなものがあるとも考えます。ベルちゃんが身近にいてくれるとお感じになることは、その中間の期間だからまだ愛してくれているあなたの近くいるとも考えられますね。そんなふうにお感じになったら、心の中で「いまもベルちゃんを愛している。どうか次の世でも幸せであってほしい。大好きですよ」等と念じてあげてください。ベルちゃんは喜びます。そして安心して次の世界に生まれ変わっていけます。
さて、また犬をお飼いになるかどうかですが、私の心情的にはそんなにも優しく、犬が好きなあなたにまた飼ってあげてほしいと思います。犬も喜ぶとも思いますし。でも、やっぱりそれは他人がとやかくいうことじゃないはずです。ご自身でよくお考えになり決めてください。