天国のまさやへ

あなたがいなくなって初めての冬が過ぎて、春を迎えようとしている。
時は2人、あの雨上がりのよく晴れた小春日和の朝で止まっているけれど、勝手に季節は流れていく。

いつもお仏壇に話しかけているけれど、こうして文字で綴るのもいいよね。
そらノートはじめたよ。
この想い、届いているかな?
まさや…

今日ね、小学校のときから仲良かった友だちに手紙を書いたよ。
突然さよならも言えずいなくなってしまったからね。
まさや安心してほしい。ちゃんと気持ち綴ったから。

来週は卒業式だね。
ごめんね。本当にごめんね。
卒業させてあげられなくて。

おかんの母校を受験すると言ってくれて、本当に嬉しかった。まさやの入学式で久しぶりに母校の門をくぐること、すごく楽しみにしていた。後輩になるんだなって。
でも、出願さえ出来ず…
追い詰めてしまってごめんなさい。

あなたが選んだ卒業後の進路。
これでよかったと思いたいけど。

まさや。誰よりも幸せになれ。
幸せになる義務がある。
世界一幸せになって。
笑っていて。

最愛の一人息子を亡くしました。
享年15歳,
天国のまさやへ…
愛していると伝えたい。この想い、天国へ届きますように。

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