私があんたの一番のファン
お母さん、あれからちょうど10年が経ったね。
小さい頃から私に「負けたらあかん」とよく言ってたね。
そう言ってたことを今でもよく思い出して元気をもらってる。
お母さんの言葉は私をいつも元気にしてくれる。
生まれつき目が悪かった私をお母さんは普通の人と同じように生きていきなさいと言ってた。
だから自転車に乗ることも、包丁を持ってお料理の練習するのもおばあちゃんは嫌がってたけど、お母さんは積極的にやらせてくれたね。
厳しいなーと思ったこともあったけど、おかげでほとんどのことは自分でできるようになったよ。
逆になんでもやらないとって思ってなかなか人に甘えられません 笑
そして一番感謝しているのは私に音楽の道に進むように促してくれたこと。
幼稚園の頃は琴を習わせてくれて、小学生では合唱団に入り、声楽、ピアノと習わせてくれた。
音楽大学を目指すこともお母さんが背中を押してくれたね。
音大に合格したときは誰よりも喜んでくれた。
入学してからは大学で練習するために毎日5時起きやったけど、いつもご飯作ってくれてた。
社会人になってからは歌もさぼりがちになってたけど…
演奏会があるとどんなに遠くても。たった1曲しか歌わなくても聴きに来てくれて、いつも「私があんたの一番のファンや」と言ってくれてたこと、本当に嬉しかったよ。
その言葉、近所の人や入院中に病院の看護師さんにも言ってたって後から知って涙が止まらなかった。
ソロで演奏会をするようになったときは、素直になれず「手伝ってくれなくていいから」と突っぱねてたこと、今では反省してる。
それでも強引に手伝ってくれたよね 笑
今では感謝しかない。
毎年1回演奏会してるけど、去年は転職やらで今年はコロナの影響でできないけど、演奏会がいつでもできるように曲のリサーチや練習はやってるよ。毎日じゃないけど…
歌声聴こえてるかな?
あ、聴きに来てくれてるのかも?
遠方まですみません♪
またたくさん練習して、来年には必ず演奏会ができるように頑張るね。
絶対聴きに来てね!
これからもお母さんやアルバ、みんなに届くように心を込めて歌っていきます。
ずっとずっと一番のファンでいてね。