父は私が大学1年の秋に亡くなりました。

私は当時、塾のアルバイトをしていたので、
アルバイトから帰宅するのが22時ぐらいでした。私が帰宅をすると父はいつものよう布団で日課の晩酌をしていました。

帰宅から30分ぐらいした頃に、父は母に尋ねました。父「今日の夜ご飯は何食べたっけ？」
母「唐揚げでしょ。どうしたの？」
何て会話をしていました。

父が「手が痺れてるんだよね」と言ってる間もなく意識を失いました。
すぐに身体中が痙攣し、救急車で病院へ搬送されましたが、脳の病気でそこから意識が戻ることはなく、翌日の明け方に亡くなりました。

私は18歳で父を亡くしましたが、26歳となった今は結婚もして子供も2人授かることができました。

親となった今だからこそ、父に伝えたい沢山の思いを言葉にしようと思います。

父は、温厚であまり怒らず、仕事熱心な人でした。言葉数は決して多くはなかったですが、【大きな愛で守られていたんだな】と私も子供ができて感じています。

なかなか生きてるときは恥ずかしくて言えなかったけど、「ありがとう」と心の底から言いたいです。

今、生きていたら50代まだまだ、バリバリ仕事もしてた頃かな…成人式、見て欲しかった。結婚式、出席して欲しかった。二人の孫にも会わせたかった。

考えれば切りはありませんが、
父に言えることは育ててくれてありがとう。
私は今、幸せです。

これからも皆の事を見守っていて下さい。
また、会える日までさようなら。