大好きなチョコちゃんへ
2019年11月8日、14歳でチョコ(オス)が天国に行きました。
チョコは私が小学5年生の時にお家にやってきた一番最初のワンコ。低学年の時からずっと親に犬が飼いたいと懇願し続け、やっと飼うことができました。
チョコという名前は、女の子がきても男の子がきてもどちらでも合う名前にしようと弟と決めていた名前です。
初めて家に来た時は、両手にすっぽり収まるくらいに小さいチョコ。家の中で放しているとどこにいるか分からないということで、小さい鈴と細いゴムで特製の首輪を作り、音でどこにいるか分かるようにしていました。
初めて飼うワンコということもあり、可愛くて可愛くて、一生懸命トイレやお座り、伏せ、お手お代わりなどを教えていた記憶があります。
私は大学から県外へ出ました。やはり犬たちの側にいられないのは寂しかったです。実家に帰省するのも、チョコたちに会いたいからという理由で長い休みでない時にもよく帰っていました。
チョコが亡くなった原因は腫瘍です。
10月中旬過ぎ、お母さんから最近チョコの元気がないと連絡がきました。
お母さんが病院に連れて行ってくれて検査したところ腫瘍を発見。高齢ということで手術はできず、その時点であと2週間持つかどうかと言われていました。その時初めてこれが余命宣告というやつなんだと感じました。
いつかこうやって死が近づいてくる日がくるのかなと思ってはいましたが、初めてチョコが来た日からこうなる日までが一瞬のように感じて、母から連絡が来るまではまだまだ一緒に居れるようにも感じていたのに、なんだか複雑な気持ちになりました。
私は当時、地元を離れて仕事をしていたのですぐに帰りたくても帰れません。残りの時間をできるだけ長く、近くにいてあげたいのに、地元を離れ県外に出てしまったが為にそれもできない。週末帰れてもまたすぐ仕事のために戻らなければいけない。すごくもどかしくて悔しかったです。
遠くに住むって色々覚悟が必要です。仕事をしてると尚更。命と向き合うってむずかしいと思いました。そういうことを事が起きてもおかしくないと考えざるを得ない年月が経ったのだと。
両親も共働きなので常に家にいれるわけでもありません。みんなが留守してる間に天国に行ってしまったらどうしようとその間の時間がとても心配でした。
チョコは余命よりも2週間近くがんばってくれました。私が週末に帰るのもちゃんと待っててくれて、よたよたしながらも最後まで自分でトイレもして、本当におりこうさんです。
11月8日の早朝、チョコは天国へ行きました。
お父さんが朝起きてから触ったらまだ温かかったと言っていたので、みんなが起きる直前まで頑張ってくれてたのだと思います。みんなが留守している時でなくて良かったと思いました。
その日私は仕事終わりそのまま実家に帰帰省。眠ってるチョコを見て声をかけても当然反応はありません。本当に逝ってしまったんだと実感しました。
チョコはこのお家に来て本当に良かったのか、幸せだったのかと今もたまに考えてしまいます。私が地元にいたらもっと早く病院に行けなのではないか、大学で県外に行かなければもっと愛情を注いであげれたのではないかと思うことはたくさんあります。
いまもまだチョコがいたらなぁとチョコロスは続いています。ただ、お家に来てくれて、私たち家族を癒してくれて、14年も生きてくれて、最後まで頑張ってくれたチョコにありがとうを伝えたいです。