ばあちゃん。

ばあちゃん、母さんがもうそちらへ移り住むことになってしまいました。どんなに驚き、悲しんでいるでしょうか。

ばあちゃん、母さんを守れなくてごめんね。母さんは百まで生きるはずだった... あの母さんが癌になるなんて、ばあちゃん... 信じられないよね。
ばあちゃん、母さんを... 貴女の娘を抱きしめてあげて。私はもう、今生では母さんの手を握ることも、抱きしめることも出来ないから... ばあちゃん、最後に辛い思いをした母さんを抱きしめてあげて。

ばあちゃん、母さんに伝えて。私が寂しくて耐えられそうにないことを。私の夢に会いに行ってあげて、と。
ばあちゃん寂しいよ。母さんともう出かけられないなんて嫌だよ。車を新しくしたばっかりで、母さんまだ3回くらいしか乗ってないんだよ...

ばあちゃんは天国に行ってすぐ、夢で会いに来てくれたよね?あの夢、よく覚えてるの。母さんにも話したことあるの。ばあちゃん、母さんに頼んでね。どうか頼んでね。母さんに会いたいの。ごめんね... どうか、願いを叶えて。

ばあちゃんみたいに料理が上手くなるように頑張るね。ばあちゃん... 頑張るからね。

令和2年7月21日、母を末期の胃癌で亡くしました。

かつて『頑健』とお医者様に驚かれるほど元気だった母は、人間関係が上手くない私の、一番の親友です。

このノートを空へ

このノートに思いを伝える

投稿するにはログインしてください。

コメントの投稿

運営委員が確認した後掲載されます。

0/300文字

みのり さんに、共感や心に残ったメッセージを伝えませんか?
温かいつながりをみんなで。

あわせて読みたい お坊さんのことば