それぞれの願い

お父さんが亡くなってから一週間が経ちました。
あの世があるとイマイチ信じていないような感じがしていましたが、今はどう思ってるのかな?

旅立ちの間際にお姉ちゃんに伝えたこと。
いつも自分の事よりも、家族や友人を優先していたけれど、その最後の願いもお姉ちゃんのことを思いやってのことだと聞いて驚いたよ。

私ね、ずっとお父さんの病院が治って欲しいと近所の十一面観音様と神社の神様に毎日のように手を合わせてきたけれど、お父さんが決めてきた寿命だったら、それを覆すことは難しいのは知っていたから、せめて家族全員最期を迎える時まで穏やかな気持ちで過ごせますようにと付け加えてた。
そして、お父さんの夢が一つでも多く叶えられますようにとも願ってた。

だから、最期の瞬間にそれが叶って良かったなって思えた。

おじいちゃんがこっちに来たら楽になると言って迎えに来たこと。
お父さんの手術の傷を見るのを嫌がっていたお姉ちゃんに、来なくて良いよと言って旅立って、お姉ちゃんは近くに居たのに看取れなかったけれど、最期にそうやって旅立ちの瞬間を、家族で一番霊感の強いお姉ちゃんに視せてくれたから、私はすごく安心したよ。

そして、お母さんの事がやっぱり心配みたいで、お父さんが霊的な行動を起こしたのはすぐにわかったから、あの世へ行く迄に心残りを減らしていってね。
今ここでお父さんが思い留まるようなことになると、迎えに来たおじいちゃんが悲しむからね。

お父さんは、勉強が大好きで常に他人のために尽くしてきたから、多分、仏様の世界へ行けるし、仏様の勉強やお仕事を手伝うようになるのかな?なんて思っています。

勿論、私は人間としての欲や煩悩がまだまだ沢山あるから、お父さんが亡くなった事は悲しくて寂しくて、何でなのかな?とずっと考えているけれど、あの世のことに急に興味を持って、数年前から調べていたから、早く立ち直れると思うからね。
だから、心配しないでね。私が知ったことは家族に伝えとくからね。

小さい娘が居る関係で、乳幼児の面会は禁止だったし、一回しか会いに行けなかったけれど、お見舞いへ行けるとなった時も十一面観音様が数時間後に叶えてくれたんよ。
また別の観音様のところで、お父さんの様子を聞くのが怖いけれど、聞かないといけなくてどうしよう?と話したら、5分後にお母さんからメールが届いたこともあったよ。
だからそれでわかったよ。お父さんはもう長くないことを。
けれど、観音様たちはそうやって私の願いを聞き届けて、私を励まして下さった。
私にも心優しい仏様たちが付いてくださっているから大丈夫!

お墓参りしたとき、お爺ちゃんの少しだけなら言葉がわかるようになっていたから、お父さんも何か言いたいことがあったらそのときに教えてね。
そして49日まで、毎週一枚般若心経の写経書くつもりにしているから、楽しみにしていてね。

ほんの少しだけ、霊的な体験をしたことがあるので、あの世があると信じています。
仏様の世界を知る事は、家族や自分自身を救う事にもなると実感中です。

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