大切なサビ猫、ツヤさんへ。

野良猫のたむろする公園で出会ったボロボロの猫、しかも前足が折れて曲がっているサビの女の子、それがあなただったね。
あなたは私を初めて見るなり後を追いすがり離れませんでした。
それでも私は一度あたなを見捨てました。家族が猫嫌いで、到底飼えないと思ったからです。
あなたを置いて家に帰り、私は悶々とした一夜を過ごしました。そして次の日、再び公園を訪れました。どうしてもあなたのことが気になったからです。
昨日と同じ場所にあなたはいました。そして私を見るなり「ニャー」と近づいてきました。
私はあなたを飼うと決意し、家に連れて帰り、家族に大反対されながらも同居を始めました。
私はあなたを「ツヤ」と名付けました。九十三歳の大叔母であるツヤさんのように長生きしてほしいと願ったからです。
でも、すぐに悲しいことか発覚したね。あなたはすでに猫白血病と猫エイズにおかされており、余命いくばくもない猫と判明したのです。
獣医さんにも「この子は野生に返した方が良い」「野生で死んだ方が幸せな猫だ」と言われたね。だけど私はあなたを捨てることなんて出来なかった。あなたは私だけを一生懸命に頼ってくれた。その気持ちに答えたかった。あなたを幸せにしたかったのです。
ツヤさん、あなたは優しい猫でした。私の膝の上と腕の中が大好きで、常に私を慕ってくれました。そして、私の一歩後ろからついてきてくれるような慎ましい性格でした。私に恩を感じてくれたのかな?恩を感じているのは私の方だよ。あなたのお陰で私は生き物に対する優しさと愛しさを学ぶことができました。
初めて膝の上に乗ってくれた日、シャンプーした日、出会って一年の誕生日を祝った思い出、今でも鮮明に覚えています。
あなたとの日々はキラキラ輝いていました。
でも、楽しい日々と反比例して、あなたは日に日に弱っていったね。
私はあなたとの別れに怯えつつ、毎日を大切に過ごしました。
そして一年半たった六月のある日、あなたは眠るように亡くなりました。
わたしはツヤさんを幸せにできたかな?
そう今でも自分に問いかける時があります。でも、あなたと過ごした楽しい日々と、安らかな死に顔を思い浮かべると、幸せにできたと確信することができます。
何より私があなたに幸せをもらったよ。
本当にありがとう。
また天国で会おうね。それまで待っててね。約束だよ。

猫を愛するうどんです。

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