大好きなお母さんへ、二児の母親になる娘から感謝の気持ちをこめて
お母さん、
何かあっても何もなくても電話で話した日常のあの時間が恋しいです。
お母さんの死はあまりにも突然で、電話しても、もう声を聞くことができないなんて信じられません。
すごく寂しいです。
あの日の朝、倒れて意識がないお母さんに何度も何度も名前を呼びかけだけど全く反応がなくて、
数時間後には病院で私たち家族に母の死が告げられました。
自分の目の前で起きたことだったけど、今でも違う世界で起こったことのように思えてしまいます。
お母さんは本当に働きものでした。
20代で結婚して、農家だったおじいちゃんの手伝いでゼロから畑仕事を覚えたお母さん。
勉強熱心で、新しい品種のぶどう栽培をはじめたり、自分の育てた野菜や果実を使った加工品販売をはじめたり、毎年色んなことに挑戦していましたね。
「忙しい」と愚痴をこぼしながらも、家族や友人から「働きすぎたよ」「もっと休んだ方がいい」と言われると
「おじいちゃんが生きている間は畑は辞められないよ」と言って休むこともせず
102歳でおじいちゃんが亡くなった後は
「お母さんのがいいって頼まれちゃったから」と結局いつも忙しくしていました。
お母さんが亡くなる2週間前に、私の2人目の妊娠がわかって、報告しましたね。
「よかったね、兄弟いる方がきっと楽しいよ」と言ってくれたこと忘れません。
私が母親として強く生きていけるように、授かった命なのかなと宿命のように感じています。
これから先、私が何か判断に迷うことがあった時、
以前のように相談したりすることはもうできませんが心の中のお母さんに話かけることはできます。
お母さんと共有してきた時間や教えられた事は消えずに私の心に刻みこまれています。
これからはお母さんが私に見せてくれたように、一生懸命生きる姿を子供たちに見せていけるよう歩んでいきたいと思います。
お母さん、ありがとう
れいです。
アラフォーで第二子妊娠しています。
1歳児の育児と家事、仕事に奮闘中の毎日を過ごしています。