おじいちゃんおばあちゃんへ
ずっとお墓参りにもいけなくてごめんなさい。お父さんお母さんが歳をとる度に、みんなのことを思い出します。
思えば、ずっと甘えてばかりで、どれだけ優しくしてもらえたかも気づけなかった。
思春期のころはたまにしか会えなかったのに、緊張するし照れくさいからといってうまくお話もできなかった。
最後にあえたとき、私たち家族が帰るときに寂しそうな顔をしていた顔を今でも忘れられません。そばにいられる選択肢もきっとあったのに、会いに行くことができなくて、本当にごめんね。
もっともっと。一緒に過ごした思い出がほしかったし、笑顔を見せ合うことができたら、そうしたかったなぁと、今すごく思います。
私はきっといい孫になれなかったのに、愛してくれてありがとう。この家系に生まれてこれて本当に良かったと思っているよ。
大好きです、これから先もずっと。
人のために生きてきた人だから、真面目で優しい人だから、どうか安らかに眠れますように。
もしも来世があったなら、また会えると嬉しいです。私以上に〖会いたい〗と思っている人はたくさんいるけど、私も、その中のひとりだから。そのときは、きっと笑顔で。
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