資格

今までに4匹の犬と暮らしてきた。
3匹とはお別れをして、あと1,2年の内に、多分またお別れの時が来ると思う。
今回は、初めて暮らした犬について私が後悔してきたことを投稿する。

初めて一緒に暮らした犬は、とても明るくて人懐こくて、賢い子だった。

初めて家に来た時から、知らない人や場所への警戒心が全くなくて、部屋中走り回って人に飛びついて。その日から騒々しい日々が始まった。

年を経るについて穏やかさと優しさが目立っていって、いつも傍に居てくれる温かい存在になった。

一方病弱な一面もあって、目の病気になり、家族全員で必死になってお医者さんを探した思い出もある。

たくさんのものをくれた犬だったが、晩年の彼女を幸せにはしてあげられなかったと思っていて、ひどく後悔している。

彼女の晩年は、家庭が荒れていて、あまり彼女と過ごす時間を作ることができなかった。

彼女と散歩するのも私だけになり、トリミングやシャンプーの頻度も減った。
喧嘩の多い環境は、優しい彼女を疲れさせたとも思う。
快活だった彼女の面影も見えなくなっていって、そんな日々の中で彼女は亡くなってしまった。

私は彼女を最後まで幸せにできなかったと思う。きっと幸せだったかな?と思う昔があるからこそ、晩年の彼女の日常を満たせなかったであろうことが辛い。
自分たちにgiveしてくれる彼女の存在への感謝ができない、傲慢な人間になっていたと思う。

私は今後も、自分から命を預かることはないと思っている。その責任を負える資格は自分には無いと思っているからだ。

20代女性です。

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